覚えておきたい!美肌を支える体内環境作りとは・・・
美肌を作り出す、肌の生まれ変わりには十分な栄養素が必要です。食事をとおして美肌を支える体内環境づくりをお伝えします。
目次
あらためて美肌を作る仕組みとは
食べ物と肌質には密接な関係があります。
美肌を作り出す、肌の生まれ変わりには十分な栄養素が必要です。
肌の生まれ変わりを支える栄養素を肌まで送り届けるには、血液と血管がきちんと働いていないといけませんし、
そもそも栄養素を身体にとりこむ腸内環境を整えることも大切。
もちろん適切な栄養素を必要なだけ用意しておくのは言うまでもありませんが、
まずは食べ物の体内での働きかたの違いごとに、食事をとおして美肌を支える体内環境づくりをお伝えします。
美肌にいい栄養吸収をサポートする腸内環境づくりとは・・・
肌への道は、まず肌に必要な栄養素を身体にとりこむことが始まり。
どんなに身体に良いものを食べたとしても、それを受け取ることができなければ食べていないのと変わりがありません。
そのためには、効率よく栄養素を身体に吸収できる腸内環境をより良くしていくことが大切。
腸内環境を良くしていくためには、人間が作り出せないビタミンやエネルギーを供給する腸内細菌の動きを活発にさせなければなりません。
ただ、ヒトの腸内細菌は、大人になってから新たに新しい菌を取り入れてもそれほど定着せず、子供時代のままほぼ変化しないようです。。
つまり腸内細菌の数や種類を増やして、腸内環境を改善するには、身体の外から取り入れるのが近道となります。
腸内細菌を多く含む発酵食品
- ヨーグルト
- 甘酒
- 味噌
- 納豆
- かつおぶし
- ぬか漬け
- キムチ
- 酢
- 塩麹
がんばる腸内細菌にご飯をあげましょう
腸内細菌を食事から取り入れたら、がんばって働いてもらうためのエサが必要です。
腸内細菌は食物繊維をエサとするため、意識的に食物繊維の多い食事を心がけましょう。
お通じも改善されてお得です。
食物繊維を多く含む食品
- ごぼう
- アボカド
- 豆類(いんげん、あずき、ひよこ豆、きな粉など)
- 納豆、おから、海藻類、きのこ類
血行をうながすビタミンEのはたらき
身体中に張り巡らされた血管とそこに流れる血液をつうじて、腸で吸収した栄養素が運ばれていき、
逆に不要になった老廃物は、静脈をつたって全身から排出へと進んでいきます。
この一連の流れを改善することで、届けられた栄養素をもとに肌の新陳代謝がうまくいきます。
逆に全身への血液供給がうまくいかない血行不良の状態になると、肌の新陳代謝が起こりづらくなります。
なかでもビタミンEには、赤血球を活性酸素から守って血行を促すはたらきと、活性酸素の害から細胞を保護する抗酸化作用が知られ、
美肌をキープするのに重要なビタミンとして重要です。
ビタミンの1日の摂取量は性別や年齢によって異なりますが、脂溶性のビタミンEは、摂りすぎると副作用があらわれる恐れがありますので注意しましょう。
ビタミンEを多く含む食品
- かぼちゃ
- 赤ピーマン
- アボガド
- 卵黄
- タラコ
- うなぎ
- 鮎など
鉄分補給で貧血とさよなら
血液の成分ヘモグロビンの材料の一つでもある鉄が不足すると、貧血状態となり、肌に十分な栄養素を送りづらくなります。
血行不良は冷え病に、血色の悪いくすんだ肌に直結します。鉄分は、発汗や女性は月経で流失しやすいので、積極的に摂りましょう。
ひとくちに鉄分といっても、大きく分けて植物性食品に含まれる非ヘム鉄と動物性食品に含まれるヘム鉄があります。
植物性のヘム鉄よりも動物性の非ヘム鉄のほうが身体への吸収率が良いため、
血流の改善をしたければ、動物性のヘム鉄を摂取しましょう。ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まります。
鉄を多く含む食品
- レバー
- 牛肉
- 卵黄
- 鮎
- しじみ など
まとめ
腸内環境と血行の改善が、美肌を支える体づくりの基本とまとめてきましたが、お分かりのとおり健康に暮らしていくための体づくりと同じことです。
サプリなど栄養補助食品の助けを借りたり、中食や外食などを活用しながら、ルールに縛られず、ゆっくり確実に体づくりをしていきましょう。
日々の積み重ねがきっと返ってくるはずです。